ゴルフはグリーン上にあるカップにボールを入れる為に、様々なギアを駆使してその目標を達成させます。そのギアの中でも最も大事な要素が紛れもなくドライバーです。ドライバーで最大の飛距離を出して、カップまでの残りの距離をいかに短くさせるかが、スコアを大幅に、そして最短で縮める大事なイベントになります。今回はその ドライバーの選び方 として、基本的な要素の長さ、バランス、総重量について、シンプルで分かり易くご紹介します!
ドライバーの選び方 長さ
ドライバーは一番飛距離が出るギアですが、その分方向性のリスクも非常に大きいです。
ドライバーを選ぶ上で基本的な要素の一つがこの長さです。2022年現在で流通しているドライバーの長さをメーカー別で見てみましょう。
- 捉まり過ぎる = フックする、または左方向へ飛んでいく
- 捉まらない = スライスする、または右方向へ飛んでいく ※右打ちの場合
ドライバーの長さ テーラーメイド 2022年モデル
世界でトップシェアを誇るメーカー、テーラーメイド 2022年モデルから主力のSIM2ドライバーと、ステルス ドライバーを見てみましょう!
いわゆるノーマルシャフトの方が45.75インチ。
ややハード目でいわゆるいいシャフトの方が45.25インチですね。
ドライバーの長さ PING ピン 2022年モデル
以前まではピンと聞くとパターのイメージでしたウッドもアイアンも昔から生産してます。そしてここ数年、ドライバーの使用率が飛躍的に伸びているメーカーですね。主力のG425シリーズのメーカースペックを見てみましょう!
ピンのドライバーもノーマルシャフトが45.75インチ、
グラファイトデザイン製、フジクラ製などのシャフトが入ってるモデルになると45.25インチと0.5インチ短い仕様だね。
ドライバーの長さ キャロウェイ 2022年モデル
キャロウェイもテーラーメイドと並んで世界トップシェアを誇るメーカーです。ERCという超高反発ドライバーが出た頃で約20年前、その前はグレートビッグバーサなど、歴史と実績のあるメーカーです。2022年主力のローグとEPICドライバーのスペックはどうでしょうか。
キャロウェイのドライバーはノーマルシャフト装着品が45.75インチ、
ツアーAD、スピーダー、そして三菱製のディアマナ装着品は45.5インチですか。
ドライバーの長さ まとめ
- どのメーカーもノーマルシャフト装着品では45.75インチが多い(2022年現在)
- グラファイトデザイン製や三菱製など、カスタムシャフト装着品はノーマルシャフト品より0.5インチ程短くなる。
- 10年前のスペックより、全体的に約0.25インチ程、長くなっている。
スウィングスピードがある人は短い方が安定するし、ゆっくりスウィングする人は長い方が飛ぶと言う事ですね。
ドライバーの選び方 バランス
続いてバランスについて見てみましょう。バランスとはクラブの総重量に対して、どれほどヘッド側に重心が来ているかを測定した値で、アルファベット + 0~9までの数字の順にヘッド側に重心がいきます。
例: C0 < C1 , C8 < D0
パター以外のクラブで一般男性の場合は、D0~D3 で、一般女性の場合はC0~C3 程。
ややヘッド側に重心に来つつあるのが最近の主流傾向にあります(2022年現在)。
また、クラブの長さや重量、メーカーが公表するターゲットユーザーの仕様によっても微妙に変化させているので自分のスイング、力量に合ったスペックを選ぶのも大事になります。
それでは男性用でテーラーメイドとキャロウェイのドライバースペックを見てみましょう!
ドライバーのバランス テーラーメイド 2022年モデル
大体 D2~D3 ですね。
正直あまり変わらない印象です。
ドライバーのバランス キャロウェイ 2022年モデル
次にキャロウェイを見てみましょう。2022年モデルのローグ ST ドライバーでも一番ノーマルヘッドの ローグ ST MAX ドライバーをUPしました。
こちらもD2~D3ですね。
どのメーカーも男性用はこの辺りでしょう。
一般的に長いクラブはバランス多め、シャフトが重ければバランス多めになる傾向ですね。
ドライバーのバランス まとめ
- 男性用 ドライバーのバランスはD2~D3が主流
- 女性用 ドライバーのバランスはC1~C4が主流
- クラブが長いほど、シャフトが重いほど、バランスは出る傾向
スウィングスピードのある人はバランスが多い方が安定もするしパワーも生まれる。ゆっくりスウィングする人は少な目のバランスでヘッドスピードを加速させる、ということですね。
ゴルフ ドライバー 選び方 総重量
続いてクラブ全体の重さの総重量も大事な要素の一つです。
基本的には一番長いドライバーが一番軽い番手になります。そしてドライバーの中でも重さの違いがあり、シャフトにも寄りますが長いドライバーは軽く、短いドライバーは重くなる傾向にあります。長くて重いのではうまくスウィングが出来ませんよね。
先程のテーラーメイドのスペックを見てみましょう!(青枠の部分)
やはり45.75インチで300g台、45.25インチで310g台と長さで変わってますね。シャフトの重さも関係してますね。
男性用の現モデルではライトスペックが290g台、ノーマルスペックが300g台、ハードスペックが310g台、といった感じでしょうかね。
女性用では280g台がノーマルですね。
ドライバーの総重量 まとめ
- 男性用 ドライバーの総重量 平均で300g台
- 女性用 ドライバーの総重量 平均で280g台
- 基本的にクラブが長いほど軽く、短いほど重い。シャフト重量やフレックスでも異なる。
ドライバーの選び方 長さ バランス 総重量の基本 まとめ
いかがでしたでしょうか。主要クラブメーカーのスペックを見てもそれほど大きな違いが無いことに気が付いたかと思います。市販のクラブでは大きく2~3タイプ程なので、難しく考えずに自分のスウィングレベルに合わせて選んでみて下さいね。
次回 のドライバーの選び方では、ヘッドの特徴や様々な要素についてご紹介します。
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